住宅街に佇む宝石のような町中華「亀有飯店」で、至福の五目チャーハンと自家製ラー油餃子に出会う

期待を裏切る圧倒的ボリューム、五目チャーハンの魔法

大通りから一本入った静かな住宅街。看板を頼りに歩いていくと、そこには知る人ぞ知る名店「亀有飯店」がありました。オープン前にはすでに8名ほどの行列ができており、町中華好きの間では評判のお店だということが伺えます。私が訪れたこの日も、開店と同時にテーブルとカウンターがちょうど満席となり、次の回転を待つことになりました。

店内に入ると、そこには心温まる光景が広がっていました。料理を担当されるお父様、お母様、そしてお二人を支える娘さんと思われる方の三名で切り盛りされている、まさにアットホームな雰囲気。派手な装飾はないけれど、家族が大切に守ってきた味を提供し続けている、そんな温かさが店内全体から感じられます。

期待を裏切る圧倒的ボリューム、五目チャーハンの魔法

注文したのは五目チャーハン1,250円と亀有餃子650円。まず運ばれてきた五目チャーハンを見て、正直「少し小ぶりかな」と思いました。お皿の中央にこんもりと丸く盛られたチャーハンは、一見すると控えめな量に見えるのです。

ところが、レンゲで崩し始めた瞬間、その印象は一変しました。中からどんどんとご飯が溢れ出し、気をつけないとお皿からこぼれてしまうほどのボリューム。まるで小さな宝箱を開けたような驚きです。パラパラに炒められたご飯の一粒一粒が立っていて、具材もたっぷり。エビ、豚肉、野菜、それぞれの食感と旨味がしっかりと感じられ、絶妙な火加減で炒められた香ばしさが食欲をそそります。

そして忘れてはいけないのが、セットで付いてくる中華スープです。シンプルながらも丁寧に取られた出汁の味わいが、チャーハンの合間に口の中をリセットしてくれます。このスープがあることで、最後まで飽きずにチャーハンを楽しめるのです。

餃子の提供前に始まる、特別な時間

亀有餃子が運ばれてくる前、店員さんが笑顔で丁寧に説明してくださいました。「うちのラー油は自家製なんです」と、食べ方をレクチャーしてくれるのです。餃子自体にしっかりと味が付いているため、何もつけずにそのまま食べても美味しいとのこと。ただ、お勧めはラー油とお酢を合わせた「酢ラー油」だそうです。もちろんお醤油も用意されており、「最終的にはお好みで」と、押し付けがましくない寛容な姿勢が心地よい。

実際に餃子を一口食べてみると、肉の柔らかさに驚かされます。ジューシーな肉汁が口の中に広がり、そこに自家製ラー油の程よい辛さと香りが加わると、もう箸が止まりません。お酢の酸味が肉の旨味を引き立て、爽やかな後味を残してくれます。この餃子のために、わざわざ遠くから足を運ぶ人がいるのも納得です。

町中華の予算を少し超えても、また来たくなる理由

会計は合計1,900円。正直なところ、町中華でチャーハンと餃子を頼んで1,500円程度を想定していたので、予想よりは高めでした。でも、食べ終わった後の満足感を考えると、この価格にも十分納得できます。それだけボリュームもあり、何より味のクオリティが高いのです。

亀有駅から徒歩8分というアクセスの良さも魅力的です。住宅街の中にあるため、初めて訪れる方は少し迷うかもしれませんが、それもまた隠れ家的な楽しさのひとつ。一人でゆっくりランチを楽しむのにも、大切な人とのデートで「知る人ぞ知る名店」を紹介するのにも、ぴったりのお店です。

ただし人気店のため、ある程度の待ち時間は覚悟したほうがよいでしょう。私が入店した後も、後ろに5名ほどが並んでいました。それでも並ぶ価値がある、そう断言できるお店です。家族で守り続けてきた味、心のこもったサービス、そして確かな美味しさ。「また来たい」と自然に思える、そんな温かい町中華が亀有飯店なのです。

店舗情報

  • 店名:亀有飯店
  • 住所: 〒125-0061 東京都葛飾区亀有2丁目64−3
  • 電話番号:03-3603-7712
  • 営業時間:11時~16時
  • 定休日:水曜日
  • アクセス:亀有駅から徒歩約8分
  • 予算:1,500円〜2,000円程度

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